米軍基地を説明してみる

前回、米軍基地について書いたので、在日米軍について、分かりやすく説明するために、次のように考えてみた。
日本をAさんという個人と考える。Aさんは、アメリカという警備会社と契約している。
警備会社アメリカは、Aさんの敷地内に警備員が住める家を建てる。
これが米軍基地である。この警備員住宅には次のような特権がある。
1 Aさんの許可なくいつでも敷地内を通って出入りできる。(これが今回のコロナ拡大 の原因)
2 Aさんはこの住宅に入れない。(治外法権)
3 警備員は、いつでもAさんの敷地内を歩き回れる。
4 Aさんは、この住宅の維持費の一部を負担する。警備員の娯楽施設などにも費用負担 をする。(思いやり予算)
5 敷地内でもAさんの車より警備員の車の通行が優先される。(航空路を日本が決めら れない)
6 警備員の車が、騒音を出しても、Aさんは注意するだけである。
7 この住宅から有害物質が排水されても、Aさんは内部を調べられない。
8 警備員が不審な物を落としてもAさんは調べられない。(航空機からの落下物)
思いつくだけでもこれだけの特権がある。
豪邸に住んで、金が有り余っている人のほかに、こんな契約を結ぶ人がいるだろうか。
このような不合理な特権をなくす方法はないものか。
話は簡単だ。契約解除して、ほかの警備会社に頼むといえばよい。
とくに敷地内に侵入される可能性は見当たらないから警備会社は要りませんと言ってもよい
(近所にミサイルのような花火を打ち上げる住人はいるが)。警備会社アメリカは慌てるだろう。
そして、契約内容を見直しますと言うだろう。少なくとも特権の4は外すのではないか
警備会社アメリカはAさん宅を守ることが目的ではなく、Aさん宅に警備員住宅を置いて、
そこを拠点として活動することが目的だから。
実際の話に戻すと、 安保条約には、どちらか一方が終了したいと言えば、いつでも終了できると書いてある。(第10条)
個人の話で説明してみたが、構造は変わらないと思う。
条約改正には時間がかかるが、地位協定の見直しはすぐにでもできる。